《心理療法について》
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心理療法は、登山に例えられることがあります。
人の数だけ山はあり、登山者として誰しも「初心者」です。
おだやかな天候のなか、平坦な道をゆっくり行く人もあれば、文字通り「茨の道」を歩まねばならない人もいます。
困難な登山には、ガイドが必要になることもあるでしょう。
ガイドは、山をよく知り、登山者の安全を第一に考える人でなければなりません。
このガイド役を担うのが心理療法家といわれる者たちです。
自分だけが困難な道を歩まねばならないこと、
ガイドが必要となることを「不公平だ」と感じることもあるかもしれません。
もし「不幸なこと」としか感じられないとしたら…、まだ、道半ばなのかもしれません。
その道を歩んだ人にしか見えない景色がある ――
私はそんな風に理解しています。
技法について
心理療法には、さまざまな技法が用いられるます。
そのなかで、淀屋橋オフィスでは「イメージ」を大切にしたいと考えています。
「絵」を描くこと、
「夢」を体験すること、
そして「箱庭」をつくってみること。
語り合われることばにも、イメージの世界はひらかれています。
現実の生活をじゅうぶんに生きられるようになるために必要な知恵は、
イメージの世界にあると考えています。